sizen09.梅干しで作る【梅醤番茶】
昔からの日本の知恵 梅干しの利用法
『梅醤番茶』
冷えや疲れ、風邪の初期症状などに良く効くお手当ての飲み物です。
夏に冷たいものを食べたり飲んだりした後にも、是非試して見て下さい。
【材料】
・梅干し 1つ
・醤油 大さじ1(美味しく感じるように、好みで加減してください)
・おろし生姜 梅干しの1割くらい
・三年番茶 1カップ
作り方
1・湯飲み茶碗に梅干しを入れ、箸などでつぶし、ペースト状にする。
2・生姜と醤油を加えて、よく練り混ぜる。
3・沸かしたての三年番茶を注いで、できあがり。
『梅干しについて』
日本の代表的な保存食、梅干し。
と~っても酸っぱいですが、その酸っぱさが、疲労回復や、微生物の繁殖を抑えて食べ物の腐敗を防いだりと、優れた効能を持っています。
スーパーなどで簡単に手に入る梅干しですが、昔は家庭で作るのが当たり前だったそうです。
材料は、熟した梅の実と塩と赤紫蘇だけ。
スーパーなどで市販されている梅干しの多くには、実は沢山の添加物が入っています。
少々手間はかかりますが、梅の実が出回るこの時期に、一度自分で梅干しを漬けてみませんか?
以下に、簡単にですが、漬け方を紹介します。
1・使う道具(漬ける容器や重しなど)は、熱湯消毒をしたあと、焼酎で拭いておく。
2・完熟梅は、おへそ(梅が枝と繋がっていた部分。凹んでいる)を竹串で取り除き、水でよく洗い、水分をしっかり取ったあと、焼酎をまぶしておく。
3・梅の重さの18%の塩を用意し、容器の底に少し塩をふる。梅をならべ塩を振り、また梅を並べて塩を、というように、交互に繰り返す。最後に残った塩を、まんべんなく上にのせる。
4・梅と同じ重さの重しをのせて、蓋を閉め、涼しいところに置く。
5・梅酢が上がってきたら、重しを半分の重さにして、土用(梅雨明け)まで置いておく。
6・晴れの日が続きそうな時を選んで、梅をザルに並べ、3日間干す。途中で裏返す。
干し上がれば、白梅干しのできあがり。
白梅酢は、爽やかな風味で、お料理に便利に使えます。
7・赤梅干しにしたい場合は、塩でもんであく抜きした赤紫蘇(もみ紫蘇として売っているものを使っても)を、梅酢の上がったところに加えて、赤く色づいたら干す。
赤梅酢も、お料理に使えます。
お水や炭酸などで割って飲んでも美味しいですよ。
また、漬け終わった赤紫蘇は、カラカラになるまで干して、細かく砕けば「ゆかり(赤紫蘇ふりかけ)」のできあがり!
梅酢が上がると、とっても爽やかな香りがしてきて、うれしくなります。是非チャレンジしてみて下さいね!
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ピンバック by 自然派生活のすすめ『梅干しで作る【梅醤番茶】』をアップしました。 | バーチャルにっしん 日進市の地域情報サイト — 2011 年 6 月 1 日 @ 11:47 AM
[...] 梅のお話はこちらからも [...]
ピンバック by 愛知県日進市の地域情報サイト・バーチャルにっしんで働くスタッフブログ Zzz…(ずー)な話 » Blog Archive » 梅仕事 — 2011 年 6 月 20 日 @ 4:44 PM